
当サイトでは、管理人の私が制汗剤を実際に購入・使用して、その効果を検証しています。
そのさいの基準となる検証方法についてまとめました。
制汗剤の検証の流れ
制汗剤には「汗を抑える効果」と「ニオイを抑える効果」が期待されるので、検証でもこの2点を調べます。
その検証の流れは以下のとおりです。
検証の基本的な流れ
- 制汗剤を右肩から右胸、右脇だけにつける
- 決まったシャツに着替える
- 部屋の掃除機がけを行う
- シャツにできた汗染みを撮影する
- 後日、出勤時にも使用して緊張したときの脇汗の量やニオイについて観察する
※塩化アルミニウム系の制汗剤は夜の寝る前につけたほうが効果的なので、1.の工程は検証の前日に行ないます。
それぞれ注意点などを具体的に見ていきましょう。
1.制汗剤を右肩から右胸、右脇だけにつける
制汗剤をつける箇所を右肩から右胸、右脇だけとし、何もつけていない左側と汗染みの差を見ることで汗を抑える効果を検証します。

多くの方は制汗剤というと、主にワキの汗・ニオイ対策で使用していることでしょう。ですから当サイトでも、制汗剤の効果を脇の下で測定したいのですが・・・
実は私のワキは、温熱性発汗よりも精神性発汗の影響を強く受けるようです。つまり、ただ暑いだけだと「じんわり程度の汗」しか出ないのです。
そのかわり緊張したときにはシャツがぐっしょり濡れるほど汗をかきます。逆にいえば、緊張状態にならないと目に見えるほどの汗染みができない、ということ。

これは検証するのにとても困ることになります。なぜなら、自宅での検証は一人で行うものであって、特に緊張する状況ではないからです。
他人と関わらない自宅で ”意図的に” 緊張状態を作り出すのはとても難しい。。。そして緊張しなければ、脇汗の測定は困難となります。
そこで代替案ですが、暑いときの汗が多い「肩から胸」を中心に測定することとしました。これなら汗染みがはっきりできるので一目瞭然です。

ただ脇の下の検証もあきらめたくはないので、後日 出勤のさいに脇の下へ制汗剤をつけて仕事に行きます(5.で後述)。
仕事中は緊張する場面が多いので、そこで脇汗の量やニオイを確認し、追ってレポートしていきたいと思います。
2.決まったシャツに着替える

検証のさいに着るシャツは、女性用のフレンチスリーブTシャツを使用します(上の商品。ただし色はグレー)。
どうして男なのに女性用を着るのか?これは、体にフィットするため汗染みがわかりやすいと考えたからです。
けっして私の変な性癖とかではありません。念のため。
3.部屋の掃除機がけを行う

右肩、右胸、右脇に制汗剤をつけ、検証用のシャツを着たら30分から40分ほど部屋で掃除機がけをします。
検証は暑い夏に行う予定なので、この作業をすれば全身から汗がふき出すことに。
エアコンをつけないと私の部屋は30℃以上の室温になるので、けっこう過酷です。

4.シャツにできた汗染みを撮影する

汗染みの面積や濃さで、どれくらい汗を抑える効果があるのかを目視確認します。
どうしても汚らしい写真になってしまいますが、検証ということでご了承くださいませ。
5.後日、出勤時にも使用して緊張したときの脇汗の量やニオイについて観察する

これは1.でも書きましたが、やっぱり制汗剤は脇汗対策に使う人がほとんどだと思うんです。
となると、いちばん知りたいのは
- 脇汗をどれくらい抑えるのか?
- 脇のニオイには効くのか?
ではないでしょうか?
ただ 1.で述べたとおり、私のワキは緊張しないとたくさんの汗が出ません。そして、部屋の掃除機がけという行為は特に緊張する状況ではなく、ただ単に暑いだけです。
暑さによる「温熱性発汗」だとじんわり程度の脇汗しかかかない私。これでは、検証としては不十分でしょう。
そのため検証本編ではおもに右肩や右胸の汗染みを調べ、後日 仕事へ行くときに脇の下に制汗剤をつけていきます。
仕事中は緊張することが多く、ほぼ毎日脇汗が気になるので、これを利用して汗の量やニオイをしっかり観察していきます。
特に汗のニオイは時間がたたないと発生しないので、一日仕事をして夕方確認するほうが検証としても理にかなっているでしょう。
ただ…、勤務中にシャツの撮影をするのは正直 難しいです。そのため汗染みがどれくらいできたのかはお見せできないことをご了承ください。
検証の注意点:ワキガのニオイは検証できません
プロフィールのページでも書きましたが、私はおそらくワキガではありません。
緊張すると脇汗がたくさん出てしまう、というだけです。
そのため、ワキガのニオイを制汗剤がどれくらい抑えてくれるのかは検証することができないのです。
私の体で検証できるのは、あくまで「汗臭さ」であることをご理解ください。
2019年8月6日 追記:ワキガのニオイ検証の代替案
ワキガのニオイ検証の代替案を見つけました。それは「腰まわりのニオイ」です。
実は、たくさんの汗をかいて時間がたつと、私の腰まわりからは強烈なニオイを放ちます。特に汗の多い夏場は、帰宅してパンツを脱ぐとゴムのところからツーンとしたアンモニア臭を感じるのです。
下の写真の赤枠部分ですね。

この腰まわりを利用して、ワキガのニオイ検証の代わりとします。
上半身の検証で制汗剤を右肩・右胸・右脇だけにつけたように、腰まわりも制汗剤をつけるのは右腰だけ。左腰には何もつけません。
その状態で仕事に行き、帰宅後のパンツでニオイの差を確認します。左腰と右腰のニオイをくらべることで、制汗剤の消臭効果を検証できるはずです。

もちろん、ワキガの原因はアポクリン腺なので、エクリン腺からの汗では確実な検証とは言い難いでしょう。
しかし私の腰まわりは本当に強烈なニオイなので、少しでもワキガの方の参考になればと思い提案させていただきました。
私の体でできる限界がこの方法であることをご理解くださいませ。
制汗剤使用の注意点
当サイトは、私が体を張っていろんな検証をするサイトです。制汗剤を右肩から右胸、右脇など広範囲につけるのはあくまで検証目的であって、本来の使い方ではありません。なかでも効果が強い「塩化アルミニウム系の制汗剤」は、体の広い範囲につけると場合によっては熱中症になるリスクも考えられます。ですから決して真似をしないようによろしくお願いいたします。