
塩化アルミニウムの代表的な制汗剤「パースピレックス(デトランスα)」が気になっているけど、脇がかゆくなると聞いて購入をためらっていませんか?
ここではパースピレックスを数年間にわたって使用している私が、効果的な使い方や痒くならない塗り方をご紹介します。
塩化アルミニウムを検討しているけど不安なあなたに向けた「塩化アルミニウムの使い方講座」です。
【事実】パースピレックスやオドレミンはたしかに脇が痒くなります

塩化アルミニウムの制汗剤といえば「パースピレックス(デトランスα)」や「オドレミン」が有名ですよね?
これらは脇汗を抑える効果が強い反面、脇の下がかゆくなったりヒリヒリ・チクチクとした皮膚刺激を感じることがあります。
実際に私もワキの下に痒みを感じまして、こうした副作用についてはレビューページで正直に書かせていただきました。
ただ、塩化アルミニウムの副作用については個人差が大きく使ってみるまでわからないというのが正直なところなんですよね。
人によっては「痒すぎて仕事に集中できないから使うのをあきらめた」という声があったり、はたまた「たしかに痒いけど全然問題ない」という人まで。
私の場合は軽度のかゆみなので日常生活に影響はありません。
そして塩化アルミニウムの濃度が低いオドレミンのほうがパースピレックスよりも強いかゆみを感じました。
このように塩化アルミニウムはたしかに痒くなりますが、かゆみの程度には個人差があるということをまずはご理解ください。
パースピレックスのかゆみを少しでも軽くする塗り方

ではいよいよパースピレックスのかゆみを軽減する塗り方をご紹介します。
ただこれからお話する方法をやっても、完ぺきにかゆみがなくなるわけではないことをご理解ください。
繰り返しますが、かゆみの感じ方には個人差があります。あくまで軽減できる方法ということで読んでいただければ幸いです。
広い範囲に塗りすぎないようにする
塩化アルミニウムは濃度にもよりますが、基本的に汗を抑える効果が強いです。そのため少量でもじゅうぶんな効果を感じることができます。
パースピレックスならサッとひと塗りで大丈夫。何度も重ねる ”厚塗り” をする必要はありません。
また、量だけでなく塗る範囲もひかえめにしたほうが痒みを軽減させることができます。
以下の写真のように、脇毛がはえる部分からなるべくはみ出さずに塗るのがコツ。周辺まで塗ってしまうとけっこう痒いです。

ただ、私の脇汗がそうなのですが、毛のはえる部分だけでなくその周辺の腕側にも汗をかくんですよね。
ですからこの方法は脇汗の量が少ない人なら有効ですが、私のように広範囲にたくさんの脇汗をかく場合はちょっと不安です。
直接ではなくコットンを使って間接的につける

たくさん塗りすぎないためには、ロールオンを直接ワキに当てるのではなく、コットンなどに吸わせて間接的に塗るのがおすすめ。
またコットンにあらかじめ水を含ませておけば、濃度が薄まって痒みを軽減させることができます。
ただ…そのぶん効果が弱まってしまうので、この方法も脇汗の量が少ない人には有効ですが、多い人には不安が残りますね。
敏感肌用があればそれを利用する
これがもっとも有効な方法でしょう。
塩化アルミニウム系の制汗剤は、肌が弱い人向けの製品が用意されていることがあります。
パースピレックスがまさにそうで、肌にやさしい「敏感肌用」がラインナップされているのです。

これを選べば、「毛がはえている部分からはみ出さないように」とか「まずはコットンに水を吸わせて」とか、あれこれ難しいことを考える必要がありません。
はじめてパースピレックスを使うのなら、まずは敏感肌用からスタートするのも手です(私はいきなり青い「普通肌用」から始めましたが特に問題なく使い続けています)。
脇汗が止まりだしたら塗る間隔をあけていく

パースピレックスはドラッグストアなどで売られている制汗剤とは違い、汗を抑える効果が数日間つづきます。
ですから毎日塗るものではないですし、その必要もありません。
はじめはどれくらい効果がつづくのかわからないので探り探りになると思いますが、脇汗が止まりだしたら塗るのをストップして大丈夫です。
そうすることで肌を休ませることができますし、もちろん痒みも軽減させることができます。
【NG行為】脇毛処理をした後は塗るのを控える

さて、パースピレックスのかゆみを軽減する使い方をお話したところで、今度は絶対にやってはいけないことをご紹介します。
それは脇毛処理をした直後に塗ること。
これは自分で抜いたり剃ったりした場合も、病院や脱毛サロンで施術してもらった場合も含みます。
脇毛処理によって肌はある程度のダメージを受けますから、そこに塩化アルミニウムを塗るととんでもない痛さを感じることに。場合によっては炎症を起こす可能性もあります。
ですから、塩化アルミニウムを塗る日と脇毛の処理をする日は2~3日の間隔をあけるようにスケジュールを組みましょう。
パースピレックスを使い続けた私の「脇の黒ずみ」具合
いかがでしょうか?
あくまで私の経験談からパースピレックスの塗り方をお話しましたが、最後に「脇の黒ずみ」についても触れておきます。
塩化アルミニウムを使い続けると痒いだけでなく脇が黒ずむという話を聞いたことがあるでしょう。
女性にとって脇の黒ずみは絶対に避けたいでしょうし、ノースリーブを着るのであればなおさらだと思います。
私はパースピレックスを数年間にわたって愛用していますが、はたして黒ずみ具合はどうなのか?

赤丸で囲った部分、腕側のところがうっすらと黒ずんでいます。※右下の黒いのは影
ただ、これぐらいの黒ずみについては私の中で受け入れていて、それよりも脇汗が止まるメリットのほうが大きいんですよね。
というのも私は男で身長166cm/体重50kgの痩せ型です。一応、筋肉質ではありますが決してマッチョではありません。
だからタンクトップを着て筋肉を見せたいとは思いませんし、夏は毎日Tシャツですから脇が見えることもありません。
ですからこれほどの黒ずみなら日常生活でも困らないし「別にいいや」と受け入れているのです。
むしろ塩化アルミニウムを使い続けてこれくらいの黒ずみなら上出来じゃないでしょうか?
おそらくですが私の場合、パースピレックスを一度塗ると10日間くらい効果が続くので、結果的に脇を休ませている日数が多いのだと思います。

10日に一度しか塗らないから、この程度の黒ずみで済んでいるのでしょう。
逆にスプレーなどを毎日使っていたら、その噴射刺激からもっとひどく黒ずんでいたかもしれません。
そういう意味では塩化アルミニウムは私に合っており、かゆみも黒ずみにも悩まされることなく使えています。
あなたもパースピレックスが肌に合えば、「今までの制汗剤は何だったんだ」と思うはずなので、一度試してみる価値はありますよ。
なお当サイトではいろんなページでパースピレックス(デトランスα)の情報を書いていますが、それらを1記事にまとめたレビューページを作りました。
パースピレックスのまとめを手っ取り早く知ることができますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。