
クリニークのデオドラント制汗剤「アンティパースパイラントデオドラントロールオン」を実際に使用してみました。
- どれくらい汗を抑えることができるのか?
- 汗のニオイには効くのか?
- 使い勝手はどうなのか?
これらについて、私が体験して感じたことをくわしくレポートしています。
まずは結論を箇条書きで
クリニーク制汗剤の感想
- 完全ではないが かなりの制汗効果は感じられた
- 消臭効果は正直 微妙だった
- 乾くと白浮きするため服に付くと目立ってしまう
- ロールオンのボール部分が転がりにくい
クリニーク・アンティパースパイラントデオドラントロールオンの基本情報

商品の特徴やコンセプト
基礎化粧品やメイク用品など、女性にはおなじみのクリニーク。そのクリニークが出している制汗剤になります。手軽につけられるロールオンタイプでワキの下の汗とニオイを長時間抑え、さらっと気持ちよい肌を保ちます。
基本データ
タイプ | ロールオン |
---|---|
容量 | 75ml |
発売元 | クリニーク公式ショップ |
私の購入価格 | 2,160円 |
私の購入場所 | 楽天 |
全成分
有効成分
アルミニウムヒドロキシクロリド(制汗成分)
その他の成分
精製水、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、エデト酸塩、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ラウリルジメチル(エチルベンジル)アンモニウム液、ジブチルヒドロキシトルエン、ソルビン酸
当レビューの注意点
このレビューは、管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。
なお、当サイトご訪問がはじめての方は、まずは以下のページをご覧ください。
クリニーク デオドラントの制汗効果/完全ではないけれどなかなか

上の写真は、クリニークの制汗剤がどれくらい汗を抑えるのかを検証した結果です。
赤い線で囲まれた部分、つまり右肩から右胸、右の脇の下にクリニークをつけて部屋の掃除をしましたが、何もつけていない左胸側にくらべて汗の量が少ないのがわかると思います。
検証当日のデータ
- 実施日:2019年8月22日
- 室温:32℃
- 掃除時間:約40分
クリニークの口コミでは、「夜 寝る前につけると効果的」という声が多く見られましたので、今回の検証でもそれにならって8月21日の夜につけました。
写真を見ていただくとわかる通り、まったく汗をかかないわけではありませんが、それでもかなりの制汗効果といえるでしょう。

後日、緊張時の精神性発汗をしらべるため出勤時にワキの下へつけていったところ、やはり完全には止まりませんでしたが普段よりも脇汗の量は少なく感じました。
私の場合、ひどいときは脇汗が二の腕やワキ腹に垂れたりするのですが、クリニークを塗った脇は「少し濡れているかな?」程度。
これくらいの量なら服の汗じみが目立たないので気持ちが楽になります。
クリニーク デオドラントの消臭効果/あまり効果を実感できず…

汗の量をかなり減らしてくれたクリニークですが、消臭力についてはあまり効果を感じられませんでした。
たしかに勤務中の脇汗は減りましたが、シャツの内側からは酸っぱい汗臭さがしたのです。特に私の場合、緊張したときの脇汗はニオイが強い気がするため、クリニークでかき消すことができませんでした。
また、私の体のなかで強烈なニオイを放つ「腰まわり」にも付けていったところ、帰宅時にハッキリとわかるアンモニア臭がしました。

左腰には何もつけず、右腰だけにクリニークをつけて仕事に行ったのですが、家に帰ってきて写真の赤枠部分を確認したところ鼻を刺すような強いニオイがしたのです。
口コミでは「夕方までニオイが気にならなくなります!」という声が多かったのですが、私の場合はそれほど効果を感じることができませんでした。
まあ、汗臭さや体臭は個人差がありますし、皮膚に存在する常在菌にも個人差があるので、私には合わなかったのでしょう。
ただクリニークの制汗剤には、きわだった消臭成分が入っていないんですよね。
多くのデオドラント剤に使われるイソプロピルメチルフェノールといった殺菌成分が、クリニークには配合されていないのです。
これはテノール液も同じで、あちらも汗はそこそこ抑えてくれましたがニオイにはあまり効きませんでした。
ですからクリニークの制汗剤も、ワキガのような強いニオイには対応しきれないんじゃないかと思います。
乾くのにやや時間がかかるし乾いた後は白くなる
テクスチャーはけっこう ”とろみ” があり、塗った直後は肌がヌルヌルします。コクのある液体と言えばわかりやすいでしょうか。
そのため完全に乾くまで5分くらいの時間がかかります。人によってはドライヤーの冷風で乾かす人もいるとか。
夏場はいいですけど、寒い冬に裸で待っているのはなかなかツラいですね。
そして液体が乾いた後はクッキリと白浮きします。

液体の水分が蒸発したあと粉のような質感が残る感じで、ちょうどエージーデオ24・パウダースプレーに似ていますね。
黒い服だと色が移ってしまう可能性があるし、ノースリーブで万歳をしたらワキの下が真っ白、なんてこともあり得るので注意です。

ロールオンのボール部分が転がりにくい

先ほど ”とろみ” のあるテクスチャーと言いましたが、この粘性によるものでしょうか、ロールオンのボール部分が塗っている途中で動かなくなる現象が発生します。
脇の下でコロコロしようと思っても、ボールが回転せずただ滑っている状態です。
ボールが回転しないと液体も出づらくなりますから「塗りムラ」が発生することに。
ただ逆に考えると塗りすぎを防げるということでもあり、一概にデメリットとは言えないかと。
私は検証のため肩から胸と ”広範囲にムラなく” 塗る必要がありましたが、本来は脇の下という ”狭い範囲” に塗るものですからそれほど気にする必要はないでしょう。
クリニーク・アンティパースパイラントデオドラントロールオンの容器やパッケージ


クリニーク・アンティパースパイラントデオドラントロールオンの評価
消臭効果:★★☆☆☆
コスパ :★★★☆☆
使用感 :★★☆☆☆
私のように脇汗の量が多いと完全には防ぎきれない印象。しかし汗染みが目立たないくらいまでは抑えてくれたので、軽い脇汗の人なら十分使えるでしょう。
消臭については口コミほどの効果を実感できませんでした。殺菌成分が入っていないので、正直 ワキガのニオイを抑えるのは難しいと思います。
総合的に見て「悪くはないんだけど突出したところもない」という感じですね。脇汗の量がとても多い私だと、これに2,160円を払うのはちょっと…と思ってしまいます。もっと効く制汗剤はありますしね。
ところで本文で触れませんでしたが、この制汗剤における最大の問題点は入手困難なこと。夏場は、いつサイトにアクセスしても売り切れ状態で、そもそも手に入れることが難しかったりします。
これについては以下のページをご参照ください。
クリニークのロールオンが売り切れだからと変な店で購入すると偽物をつかまされるかも!?