
レセナ・ドライシールドパウダースティック(無香性)を実際に使用してみました。
- どれくらい汗を抑えることができるのか?
- 汗のニオイには効くのか?
- 使い勝手はどうなのか?
これらについて、私が体験して感じたことをくわしくレポートしています。
まずは結論を箇条書きで
レセナ・ドライシールドパウダースティック(無香性)の感想
- ドラッグストア系にしては意外にも制汗効果があった
- 消臭効果というよりも香料で汗臭さを隠す感じ
- 白いダマができやすいのとヌルヌル感が気になった
- コンパクトな容器ゆえの使いづらさも
レセナ・ドライシールドパウダースティック(無香性)の基本情報


商品の特徴やコンセプト
ニオイの原因となる汗。その汗をかく前に抑える ”プレケア” に着目した制汗剤です。よくあるデオドラント製品は、ニオイが発生した後の殺菌や消臭に重点を置いていますが、レセナは汗そのものをブロックすることで汗染みとニオイの両方をケアします。
基本データ
タイプ | スティック |
---|---|
容量 | 20g |
発売元 | ユニリーバ |
私の購入価格 | 650円 |
私の購入場所 | Amazon |
全成分
有効成分
クロルヒドロキシAl(制汗成分)
その他の成分
水添ヒマシ油、ヒマシ油、ジステアリン酸PEG-1、POPブチルエーテル-1、ステアリルアルコール、タルク、BHT、BHA、香料、シルク末、綿実油、アロエ液汁末(2)、シクロペンタシロキサン
当レビューの注意点
このレビューは、管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。
なお、当サイトご訪問がはじめての方は、まずは以下のページをご覧ください。
レセナ・ドライシールドパウダースティックの制汗効果/ドラッグストア系にしてはなかなかの制汗力

上の写真は、レセナ・ドライシールドパウダースティックがどれくらい汗を抑えるのかを検証した結果です。
赤い線で囲まれた部分、つまり右肩から右胸、右の脇の下にレセナをつけて部屋の掃除をしましたが、何もつけていない左側にくらべてやや汗の量が少ないのがわかると思います。
検証当日のデータ
- 実施日:2019年7月30日
- 室温:30℃~31℃
- 掃除時間:約40分
レセナ・ドライシールドパウダースティックは、一部のドラッグストアで買うことができる制汗剤で、価格帯もどちらかといえば安いほうになります。
配合されている制汗成分も「クロルヒドロキシアルミニウム」という、他のドラッグストア系の制汗剤でもよく使われる弱い成分のため、正直はじめは期待していなかったのです。
ところが!
意外や意外、写真のとおり完全に汗を抑えているわけではありませんが、なかなかの制汗効果を感じました。

私の場合、脇汗については暑さよりも緊張したときにたくさん出るタイプなので、今回の検証ではうっすらにじむ程度でしたが、後日 出勤時にワキの下へ付けていったところ、やはりそこそこの制汗効果を感じることができました。
車の運転や仕事で緊張してもワキ汗が垂れたり、シャツがぐっしょり濡れるようなことがなかったのです。
ただ、じんわりと出てしまったのは事実で、完全に汗染みを防げるわけではありませんでした。
もっともこれは、私の精神性発汗が激しいからであり、軽い脇汗の人ならレセナでも十分対応できるのではないでしょうか。
レセナ・ドライシールドパウダースティックの消臭効果/汗臭さもある程度は抑えてくれたが…

出勤前の朝にレセナを脇の下につけてみましたが、夕方になっても汗臭さがあまりなかったので、消臭効果もなかなか優秀だと感じました。
しかしちょっと不思議なことがあります。
レセナドライシールドは、ニオイの元となる汗そのものをブロックする制汗剤です。
世にある多くのデオドラント製品は、汗が出てからニオイを何とかする ”後手” ケアですが、レセナは汗が出る前段階にアプローチするわけです(これが「プレケア」の由来。プレは「前の」という意味)。
そのためレセナには汗を抑える成分は入っていても、殺菌成分などニオイを抑えるものは入っていません。
しかし出勤時の私は、量こそ少ないですが残念ながら脇汗をかいてしまいました。
ということはレセナを付けた脇であっても、時間がたてば少なからず汗のニオイがするはず。
でも不思議なことに汗臭さはほとんど感じませんでした。消臭成分が入っていないのに、です。
これはいったいどういうことなんでしょうか?
消臭ではなくマスキングでした
さっきから不思議不思議と言ってますが、何度か使ってみてカラクリがわかりました。
レセナのデオドラント効果は消臭ではなく「マスキング」です。レセナ自体の製品臭が汗のニオイを隠していたんです。
実はこのレセナドライシールド、無香性といいながら「石けんの匂い」のような香料臭がします。この香料のおかげで汗臭さが気にならなかったんですね。

ただ、デオドラントに香料というとネガティブなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?汗のニオイと混ざって、逆に気持ち悪いニオイになりそう、とか。
これはもう実際に手にしてニオイを嗅いでもらうしかないのですが、使った私の実感で言えばワキガの方だとニオイが混ざって正直つらいかもしれません。
香りの程度がかなり強いため、さりげないどころかハッキリとわかるレベルです。むしろ無香性じゃなくて、「香料のかおり」で売ったほうがいいのでは?と思うくらい。
持続性もあるため、午後になっても首のあたりからふわっと匂ってきて、男の私はちょっと焦りました。
ふだん香水をつける人や柔軟剤にこだわりがある人だと、香りがバッティングしてしまうため注意が必要です。
ワキ毛があるとダマになりやすいしヌルヌル感も落ちない

スティック部分は硬めのマットな質感ですが、夏と冬で使用感がかなり異なりますね。
夏は気温が高いせいかスティック部分がとろけるような感じで、ワキ毛がはえているとボロボロとした白いダマができやすいです。
対して気温が低い冬になると、カチカチの硬さゆえにイマイチちゃんと塗れているのかがわからず、ついグリグリと広範囲に塗りたくなってしまいます。
そしてあまりたくさん付けてしまうと、お風呂でしっかり洗ってもヌルヌル感がなかなか取れません。
使うときは肌の上を何往復もさせるのではなく、サッとひと塗り程度にとどめておきましょう。
ダマについては、私のように男だとワキ毛に残ったり服に付いたりして気になりますが、ワキ毛の処理をされている女性なら特に問題はないでしょう。
コンパクトな容器ゆえの使いづらさ

スティックを繰り出すために回転させる部分、ここが小さくて男の指では回しにくく感じました。
デオナチュレのようにボディー全体がクルクル回る構造なら、もうちょっと使いやすかったかもしれません。
またレセナスティックには内蓋と外蓋の2つのフタがあるのですが、このうち内蓋の取っ手部分がとても小さく、やはり男の指だとつかみにくいです。

まあ、レセナは女性用なので男の私がアレコレ言ってもしょうがないですけど、これ、女性の指でもつかみにくいんじゃないかなぁ。
レセナ・ドライシールドパウダースティック(無香性)の容器やパッケージ




レセナ・ドライシールドパウダースティック(無香性)の評価
消臭効果:★★★☆☆
コスパ :★★★☆☆
使用感 :★★☆☆☆
ドラッグストア系商品のなかでは、制汗効果が優秀だと思います。ただ、完全に抑えるというよりは ”減らす” くらいに考えたほうがいいでしょう。軽い脇汗の人向けですね。
無香性といいながらけっこう主張する製品臭ですが、これは完全に好みが分かれると思います。よく言えば「石けんの香り」、悪く言えば「THE 香料臭」といったところ。私は男ですが、個人的にはそれほど嫌いじゃない香りでした。
たくさん付けてしまうとヌルヌル感が取れない、操作ハンドルが回しにくいなど使い勝手の悪さがちょっと目立ちます。また、すべてのドラッグストアに置いてあるわけではないので手軽に購入できないのも欠点ですね。
それでも価格のわりに効果はなかなかなので、今まで有名どころの制汗剤を使ったけどダメだったという方は、一度試してみる価値はあるでしょう。
また、塩化アルミニウム系だと刺激があって使えないという方も、このレセナを試してみてはどうでしょうか。意外とあなたの脇には合うかもしれません。