リフレア 効果

メンソレータム・リフレア デオドラントクリームを実際に使用してみました。

  • どれくらい汗を抑えることができるのか?
  • 汗のニオイには効くのか?
  • 使い勝手はどうなのか?

これらについて、私が体験して感じたことをくわしくレポートしています。

まずは結論を箇条書きで

リフレア・デオドラントクリームの感想

  • 汗を抑える効果はほとんどなかった
  • 消臭効果の持続性は高かった。朝つければ夕方までいける
  • たくさん付けすぎると乾くまで時間がかかる
  • 洗ってもなかなか取れない



メンソレータム・リフレア デオドラントクリームの基本情報

わきのニオイにリフレア

メンソレータム・リフレア デオドラントクリームの説明

商品の特徴やコンセプト

Wの殺菌有効成分でニオイの元となるニオイ菌を徹底殺菌。また、水の中でもなかなか取れない高密着持続処方により、24時間ワキのニオイを抑えます。

基本データ

タイプ クリーム
容量 55g(ジャー) / 25g(チューブ)
発売元 ロート製薬
私の購入価格 973円(ジャータイプ)
私の購入場所 Amazon

全成分

有効成分

ベンザルコニウム塩化物(殺菌成分)、イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)、クロルヒドロキシアルミニウム(制汗成分)

その他の成分

臭化セチルトリメチルアンモニウム液、シクロペンタシロキサン、ポリアクリル酸アルキル、濃グリセリン、POE・POPジメチコン共重合体、イソステアリン酸ソルビタン、エタノール、メントール、シリル化処理無水ケイ酸、イソノナン酸イソノニル、ラウリン酸ポリグリセリル


当レビューの注意点

このレビューは、管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。

なお、当サイトご訪問がはじめての方は、まずは以下のページをご覧ください。

当サイトにおける制汗剤の検証方法について/汗とニオイをどう確認する?


リフレアの制汗効果/汗を抑える効果はほとんど感じられず

リフレア・デオドラントクリームの効果
▲赤い線で囲まれた部分にリフレアクリームを塗っています

上の写真は、リフレア・デオドラントクリームがどれくらい汗を抑えるのかを検証した結果です。

赤い線で囲まれた部分、つまり右肩から右胸右の脇の下にリフレアをつけて部屋の掃除をしましたが、何もつけていない左側と汗の量に変化がありません。

汗染みの模様の違いはあれど、全体的に見れば汗を抑えているとは言い難いでしょう。

つまり、制汗効果はほとんど感じられませんでした

検証当日のデータ

  • 実施日:2019年8月6日
  • 室温:29℃~30℃
  • 掃除時間:約40分

後日、緊張したときに出る脇汗を調べるため、出勤日にリフレアを試すことに。

朝、脇の下にリフレアをつけて仕事に行きましたが、やはり何もつけていない時と同じように脇汗をかいてしまいました

ただ…公式サイトを見てもわかるとおり、リフレアはもともと「ニオイ対策」に重点を置いた商品です。

リフレアの効果はデオドラント

そのため制汗効果に期待するのは見当違いなのかもしれません。

一応、パッケージにはしっかり「制汗」と書かれているんですけどね。。。

リフレアの効果・効能
▲効能のところに「制汗」の文字が…


リフレアの消臭効果/さすが高密着クリーム!夕方まで汗臭さが気にならない

リフレア デオドラントクリームの効果

これはもう謳い文句どおりの消臭効果でしたね。

出勤前の朝にリフレアをつけて仕事へ行ったところ、夕方になっても汗臭さを感じませんでした。

特に、緊張したときに出る脇汗はニオイが強い気がするのですが、まったくと言っていいほど気にならなかったのです。

また、私の体のなかで強烈なニオイを放つ「腰まわり」、ここにもリフレアをつけて行きましたが、帰宅後にパンツのゴム部分を確認したところツーンとしたニオイがほとんど感じられなかったのです。

▲トランクスのお尻側。ちなみにこのパンツは実際にはいたものではなく撮影用です。

左腰には何もつけず、右腰だけにリフレアをつけて仕事に行ったのですが、上の写真の赤枠部分からはほとんどニオイがしませんでした。左腰が当たる部分からは、ツーンとする強烈なニオイを放っていたのに、です。

当日は体を動かす仕事が多くかなりの汗をかきましたので、まったくニオイがなかったわけではありませんが、それでも80点くらいの点数をあげてもいいほどの消臭効果でした。

しかも仕事中は「塗り直し」をいっさいしていません。リフレアをつけたのは出勤前の朝一回きり

それでこの消臭効果ということは、持続性がかなり高いことも意味しています。さすがは高密着クリームと感じた瞬間でした。


スースーとした使用感は人によっては刺激になるかも?

エタノール(=アルコール)とメントールが入っているからでしょうか、付けた後けっこうな時間にわたって肌がスースーします

ヒリヒリするまではいきませんが、敏感肌の方だと刺激につながるかもしれません。

あと、これもメントールの影響かと思いますが、湿布というかミントのような香りがしますね。まあ、乾いてしまえば気にならなくなりますが、実はこの乾くまでがけっこう問題だったりします。

というのも・・・


高密着クリームゆえのデメリット~乾きづらいし落ちにくい

リフレア 乾かない べたつく

このリフレア、たくさん付けてしまうとなかなか乾かず、いつまでもヌルヌルべたべたしています。

取扱説明書には「適量を塗布してください」と書いてあるのですが、使い慣れないうちはこの適量がそもそもわからないんですよね。

多すぎればベタついていつまでも乾かないし、少なすぎだと効果の面で不安がある。特に朝たくさん付けてしまうと、なかなか服が着られません。

これはもう、何回か使いながら自分の適量を探るしかないんでしょうね。

リフレアクリームの塗り方

また、クリームという形状のためワキの下に指でぬりこむ必要があるのですが、これがけっこう面倒くさくて…。

というのも、指が汚れるため手を石けんで洗うのですが、なんだかいつまでも指先がキシキシする感じでなかなか取れないんですよ。

しかも爪が伸びていると、爪の間にクリームが入ってしまいこれも面倒くさい。

また、付けた脇の下も同じで、洗っても洗っても水を弾く感じで落ちた気がしません。

裏を返せばそれだけ密着性が高いことの証明なのかもしれませんが、時間のない朝には正直使いづらいですし、お風呂に入っても脇がスッキリしないのも事実です。

【参考】洗っても落ちない?デオナチュレやリフレアの確実な落とし方


リフレアクリーム ジャーとチューブ

リフレア・デオドラントクリームには今回のレビューで使ったジャータイプだけでなく、チューブタイプもあります。

しかし結局はチューブであろうと、脇の下にぬりこむためには指を使うわけで面倒くささは解消されません。指を直接つっこむジャータイプにくらべて衛生面での安心感はありますけどね。

MEMO

他にもロールオンやバータイプ、ミストタイプなどさまざまなラインナップが用意されているリフレアですが、密着性による消臭効果を求めるならクリームがベストであり、他のものでは効果の面で不安があります。


メンソレータム・リフレア デオドラントクリームの容器やパッケージ

メンソレータム・リフレア デオドラントクリームのパッケージ正面
▲パッケージ正面。「わきのニオイにリフレア」というフレーズはお馴染みですね

メンソレータム・リフレア デオドラントクリームのパッケージ側面
▲パッケージ側面。やはり制汗よりも消臭目的に重点を置いているのでしょう

リフレアデオドラントクリーム ジャータイプの大きさ
▲本体容器と単3電池との大きさ比較。高さはほぼ同じですね

リフレア・デオドラントクリームの質感やテクスチャー
▲クリームの質感。とてもなめらかですが密着性はハンパないです

メンソレータム・リフレア デオドラントクリームの評価

制汗効果:★☆☆☆☆
消臭効果:★★★★☆
コスパ :★★★☆☆
使用感 :★☆☆☆☆

完全にデオドラント(=消臭)目的の制汗剤であり、汗を抑える効果に期待してはいけません。

メリット・デメリットそれぞれありますが、すべては「高密着クリームゆえの功罪」と言えるでしょう。

高密着クリームだからこその高い消臭効果。反対に、高密着クリームだからこその乾きにくさと落ちづらさ。他社製品にはあまりないクリームという形状は、言ってみれば「諸刃の剣」だと思います。

使い勝手の悪さを乗りこえられる人、たとえば朝でも時間に余裕がある人にはおすすめ。

なにより消臭効果はかなりのものです。私の強烈な腰まわりのニオイをねじ伏せたくらいですから、もしかしたらワキガの方にも有効かもしれません。