デオナチュレ・ソフトストーンWを実際に使用してみました。
- どれくらい汗を抑えることができるのか?
- 汗のニオイには効くのか?
- 使い勝手はどうなのか?
これらについて、私が体験して感じたことをくわしくレポートしています。
まずは結論を箇条書きで
デオナチュレ・ソフトストーンWの感想
- 汗を抑えることはできなかった
- 消臭効果の持続性は高かった。朝つければ夕方までいける
- たくさん付けすぎると洗うのが大変
- スティックタイプのなかでも使いやすい
デオナチュレ・ソフトストーンWの基本情報
商品の特徴やコンセプト
天然アルム石成分「焼ミョウバン」を配合した制汗剤。高い抗菌作用と毛穴を引き締める作用で、汗もニオイも抑えます。ベタつきや白残りがなく、手軽にぬれるスティックタイプ。
基本データ
タイプ | スティック |
---|---|
容量 | 20g |
発売元 | シービック |
私の購入価格 | 748円 |
私の購入場所 | ドラッグストア |
全成分
有効成分
焼ミョウバン(制汗・消臭成分)、イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)
その他の成分
メントール、水添ヒマシ油、シクロペンタシロキサン、POPブチルエーテル-1、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ステアリルアルコール、BHT
当レビューの注意点
このレビューは、管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。
なお、当サイトご訪問がはじめての方は、まずは以下のページをご覧ください。
デオナチュレの制汗効果/汗を抑える効果は期待できない
上の写真は、デオナチュレ・ソフトストーンWがどれくらい汗を抑えるのかを検証した結果です。
赤い線で囲まれた部分、つまり右肩から右胸、右の脇の下にデオナチュレをつけて部屋の掃除をしましたが、何もつけていない左側と汗の量に変化がありません。
つまり、制汗効果はほとんど感じられませんでした。
検証当日のデータ
- 実施日:2019年8月8日
- 室温:32℃
- 掃除時間:約40分
その後、緊張すると出る「精神性発汗の脇汗」を調べるため、出勤日にデオナチュレをつけて仕事に行きました。
塗ったのは出勤前の朝で、勤務中は塗り直しをいっさいしていません。
しかし結果は同じ。デオナチュレは精神性発汗を抑えることはできず、脇汗をかいてしまう結果となりました。
デオナチュレの主成分ともいえるアルム石(=焼ミョウバン)は、汗を抑える効果が期待できると言われています。
ただ、汗腺をふさぐというよりは「引き締める」くらいの作用とも言われているので、やはり完全に汗を抑えるのは難しいのではないか?というのが私の実感ですね。
↓しかし、口コミサイトを見てみると、すこぶる評価が高い。↓
汗を抑える効果はほとんどないのに、です。これはいったいどういうことなのでしょうか?
デオナチュレの消臭効果/ワキガの方が手放せなくなるのも納得
デオナチュレ・ソフトストーンWの人気の秘密、それは脇のニオイを防いでくれる消臭効果です。
「仕事前に付けておくと、汗はかきますが臭いません」「正直、汗は抑えませんが夕方までニオイが気にならない」など、制汗効果はないけど消臭効果は素晴らしいという口コミがとても多いのです。
なかでもワキガの方が愛用しているという口コミが多いのも特徴ですね。
実際、私も仕事の日にデオナチュレを付けていきましたが、緊張して脇汗をかいても夕方まで酸っぱい汗臭さを感じませんでした。
くわえて、私の体のなかで強烈なニオイを放つ「腰まわり」にも付けていったところ、帰宅時のパンツのゴム部分からほとんどニオイがしなかったのです。
左腰には何もつけず、右腰だけにデオナチュレをつけて仕事に行ったのですが、上の写真の赤枠部分からはほとんどニオイがしませんでした。
ちなみに、何もつけていない左腰が当たる部分からは、鼻を刺すようなツーンとするアンモニア臭がしました。
もちろん仕事中は「塗り直し」をいっさいしていません。それなのに、朝一回つけただけでこの効果です。
これはつまり、消臭の持続性がとても高いという証明でもあります。
「朝ぬって夜までつづいちゃう!」というキャッチフレーズは、消臭効果をあらわしたものと言えそうですね。
似たような効果はリフレアでも感じましたが、あちらは消臭効果について「80点くらいの点数をあげてもいい」と評価させていただきました。
デオナチュレもほぼ同じくらいの消臭効果だと個人的には感じます。
ただリフレアは指でつけるクリームなので、使い勝手の悪さが気になりました。その点、デオナチュレはスティックなので簡単に塗れて便利です。
この「簡単」というのも、毎日使う制汗剤にとっては大切なことだと思います。
使いやすくて塗りやすいスティック
繰り返しますが、「簡単さ」や「使いやすさ」というのも制汗剤にとってはかなり重要ですよね。
デオナチュレ・ソフトストーンWのスティック部分は、硬すぎず柔らかすぎずでとても塗りやすいです。なめらかにスルスル塗れますね。
同じデオナチュレでも「クリスタルストーン」の方は、使うときに表面を水で濡らす必要がありちょっと面倒くさいんですよね。
でも、今回レビューしているソフトストーンはそのまま塗ることができるのでラクチンです。
塗った後の乾きも早くだいたい1分ほど待てばOK。というか、そもそもあまりベタつきがなくマットな質感なので、待たずに服を着ても問題ありません。
ただ、欲張ってたくさん付けすぎてしまうと、お風呂で洗うときに落としにくくて大変になります。これは他のスティックタイプにも言えることですね。
【参考】デオナチュレが落ちない!塗るタイプの制汗剤を付けたら脇をクレンジングするべき?
多少メントール臭がしますが、残り香はまったく気にならないレベル。
またスティックを繰り出す操作もしやすいですね。
デオナチュレ・ソフトストーンWは、本体下部のペイントされている部分を回してスティックを出します。
同じようなスティックタイプでレセナ・ドライシールドパウダースティックがありますが、あちらはハンドル部分がとても小さいため回しにくさを感じたんですよね。
その点、デオナチュレは本体そのものがグルグル回るので、とても使いやすいです。
フタ(キャップ)が浮きやすい
口コミでも見かけたのですが、このデオナチュレ・ソフトストーンWはフタの閉まりが悪いです。
構造上の問題なのか、なんとなく閉めるとたいてい下の写真のように浮いていることが多いですね。
これでは密閉性が悪くなりスティックの乾燥を早めてしまいます。
対策としては、フタを少し回して位置を調節すること。”すわりが悪い” 位置だと浮いてしまうので、ちょっとズラすような感じで調節します。
また、閉めるときはなんとなくボーッと閉めるのではなく「今から閉めるぞ!」と意識して行ないましょう。
デオナチュレ・ソフトストーンWの容器やパッケージ
デオナチュレ・ソフトストーンWの評価
消臭効果:★★★★☆
コスパ :★★★☆☆
使用感 :★★★★☆
消臭成分の焼ミョウバンにイソプロピルメチルフェノールの殺菌作用がくわわった、完全にデオドラント(=消臭)目的の制汗剤。
汗を止める作用は期待できませんが、脇のニオイを防ぐ効果は抜群です。
とにかくニオイが気になるなら単独で、汗の量が多くて汗染みも気になるなら塩化アルミニウム系の制汗剤と組み合わせるのもアリでしょう。