
大きくて大容量という ”お得感満載” の脇汗パット、Cadiさらさらcoolパットを実際に使用してみました。
Amazonのランキングでも割と上位に入ることが多いこのパット、その実力を徹底レビューです。
まずは結論を箇条書きで
Cadiさらさらcoolパットの感想
- ビッグサイズなので少しくらいズレた位置に貼っても大丈夫。安心
- 大きめサイズゆえに薄手の服だと「付けてる感」が目立つ
- 言われているほど粘着力は強くない
- 吸収面が剥がれるなど層の分離が起こる
Cadiさらさらcoolパットの基本情報



商品の特徴やコンセプト
一般的な脇汗パットよりも大きいサイズのため、広範囲の汗染みが気になる方、脇汗が多い方におすすめ。100枚入りの大容量。保存用パッケージはチャック付き。
基本データ
サイズ(約) | 短辺12.5cm×長辺15cm |
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厚さ(約) | 1mm |
容量 | 100枚(50組) |
発売元 | Cadi Japan |
私の購入価格 | 2,120円 |
私の購入場所 | Amazon |
単価(2枚使用時) | 42円 |
当レビューの注意点
このレビューは出勤時、休日に車で遠出、病院へ行った際など脇汗をかきやすいさまざまな状況下で検証しています。使用済みの脇汗パットという性質上、見苦しい写真になってしまいますが、検証ということでご了承くださいませ。
なお、すべては管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。
脇汗が多くてもカバーできる安心の大きさ

Cadiさらさらcoolパットは一般的な脇汗パットよりも大きいサイズなので、さすがに汗染みができてしまうことはありませんでした。
仕事中にYシャツを確認しましたが、汗がはみ出たり漏れたりすることはなかったです。
また大きいゆえ、多少のズレを気にせず貼れるのもストレスがなくていいですね。
脇汗パットは正しい位置に貼るのがとても難しいですが、面積が広い「Cadiさらさらcoolパット」ならそれほど神経質にならなくても大丈夫。
多少位置が悪くてもカバーしてくれるので安心感があります。

服への汗染みを防ぐから汗臭さもしない
Cadiさらさらcoolパットには、Ag(銀)などによる消臭効果がそなわっていません。
そのため初めは「汗臭くなるかも…」と心配だったのですが、意外なことにひどい汗臭さは感じませんでした。
これはやはり大きめサイズというのが関係しているのだと思います。
脇汗のニオイは汗を吸った衣服から発生することが多いですが、パットのサイズが大きいためそもそも服に漏れ出ることがなく、その結果ニオイを防いでくれたのでしょう。
ただ、特別な消臭効果がない以上、ワキガ臭をどれほど防いでくれるかはわかりません。※私がワキガではないため。
ですからワキガの場合はパットだけに頼るのではなく、デオドラントも併用したほうがいいはずです。
Cadiさらさらcoolパットのズレや剥がれ、ヨレについて
エアリズムやヒートテックなど機能性インナーに貼った場合

上の写真はエアリズム系のインナーにCadiさらさらcoolパットを貼ったもの。仕事から帰ってきて撮影しましたが、見てのとおり位置ズレが激しく、もはやワキの下にありません。
このインナーは伸縮性がかなりあるため体にフィットというか張り付くような着心地です。そのため体を動かすたびに生地が引っ張られることになり、その結果パットも動いてしまいました。
仕事中に腕を動かすとパリパリ音が鳴っていたほどです。
しかも当日は緊張汗が多いうえ体を動かす仕事がメインだったため、このような悲惨な結果に。

またこれだけクシャクシャになると、今度は丸まった部分が皮膚にくっついてしまい、ときどき痛かったです。
ヒートテックでは激しいズレこそありませんでしたが、ヨレによるくっ付きは発生していました。

Yシャツやブラウスに貼った場合

こちらは白系の長袖YシャツにCadiさらさらcoolパットを貼ったもの。やはり仕事から帰ったあとに撮影しましたが、機能性インナーで見られた激しい位置ズレはありません。
ひどくクシャクシャに丸まっていることもなく、ひとまずは一日パットとしての役割を果たせたと言えるでしょう。
これはYシャツの生地に伸縮性がないこと、当日の脇汗の量がそれほど多くなかったことが要因と考えられます。
ちなみに、Yシャツの生地は【綿:50%/ポリエステル:50%】で、当日はインナーにタンクトップを着ました。
カーディガンなど羽織ものに貼った場合

続いては女性がオフィスで羽織ることが多いカーディガンですがこちらもYシャツ同様、特に大きな位置ズレは起こりませんでした。
多少のヨレは発生したもののそもそものサイズが大きいため、これくらいヨレても脇汗の吸収に問題はありません。

ただ、リフと同様に端のほうが浮きやすく、そこからめくれて剥がれてしまうことに。

これはカーディガンやニット系の生地だとどうしても発生してしまうことで、Cadiさらさらcoolパットだけの問題ではありません。
しかもオフィスではカーディガンを脱いだり着たりするでしょうし、そのたびに生地が伸縮してパットの接着面に負担がかかります。
また、袖に腕をとおすときにパットを引っかけやすいので、ゆっくり慎重にとおす必要がありちょっとストレスに感じました。
透けなどのバレ感について

サイズが大きいため脇汗の吸収には安心感があるものの、大きいゆえのデメリットも感じました。それがパットの目立ちです。
特にブラウスやYシャツなど薄手の服につけると、広い面積で外側にひびいてしまいます。

また色がホワイトしかないため、白系のシャツだと意外にも透けます。

これはリフのところでも書きましたが、ベージュ系のほうが肌の色と同化するため実は透けにくいんですよね。
まあ、透けることよりもシワや服のゴワつきといった ”貼ってる感” がかなり目立つので、薄手の服には使いづらく感じました。
口コミで言われている問題点について
Amazonの口コミを見ていると次の問題点が多く見られました。
- 粘着力が強すぎて剥がしにくい。服にべったり残る
- 素材が破れやすい。層が分離してしまう
粘着力が強すぎて剥がしにくい。服にべったり残る
「Cadiさらさらcoolパットは糊(のり)が強すぎる!」「粘着が強すぎて衣類を傷めそう…」
こんな声が多く見られましたが、正直私はそれほど強いとは感じませんでした。剥がすときもベリベリッ!というよりはペリッという感じで軽く剥がれます。

けっして生地を傷めてしまうほどの強さはなかったですね。
ただ、カーディガンに貼ったときはうっすらと「糊残り」があったのでそれは気になるところ。

それでもべったりとした糊残りではないし、剥がすときにカーディガンが引っ張られるようなダメージはないので、やはり粘着力はそれほど強くないと思います。
素材が破れやすい。層が分離してしまう

これは実際に確認しました。上の写真のように、汗を吸収する面が剥がれる現象です。
Cadiさらさらcoolパットは見た感じ、おそらく3層構造になっていると思いますが、この層が使用中に分離していました。

原因としては製造の甘さはもちろんですが、脇汗によってシートがふやけて、なおかつ腕を動かす動作でこすれて剥がれたのだと思います。
ただ一日つけていて大きな支障をきたすことはなかったので、それほど心配する必要はないかと。
Cadiさらさらcoolパットの商品画像







Cadiさらさらcoolパットの評価まとめ
とにかく「大きい」というのがこのパットのすべてです。面積が広いから付けていて安心感や頼りがいがあります。
ただ薄手の服だと付けてる感が目立ってしまうため使いどころは難しいですね。
ブラウスやYシャツだと正直 厳しく、つまりは夏の服装だと付けてるのがモロバレでしょう。
そのかわり外側にひびかない服、たとえばスーツのジャケットやカーディガンなどを汗染みから守りたいなら、広範囲をガードできるので安心です。
白なのでジャケットを脱いだときに見つかりやすい点には気をつけるべし。