小林製薬あせワキパット「リフ」のモカベージュとホワイトをレビュー

脇汗パットの定番商品ともいえる小林製薬の「あせワキパット・リフ」を実際に使用してみました。

このページではスタンダードな「モカベージュ」と「ホワイト」を扱っています。

ブラックと香り付きについてはそれぞれ以下のページをご参照ください。

⇒ブラック(準備中)

⇒香り付き(準備中)

まずは結論を箇条書きで

脇汗パット「リフ」の感想

  • 脇汗が多いとさすがにカバーしきれなかった
  • 一定以上の消臭効果は感じられた
  • 使用中に剥がれたり変な場所へ移動してしまうことはなかった
  • ゴワつきやガサガサ感はなく付け心地は良好

脇汗パット「リフ」の基本情報

あせワキパット「リフ」の説明

汗脇パット「リフ」の説明・モカベージュとホワイト

あせワキパット「リフ」の説明・スリット加工と厚さ

汗脇パット「リフ」の説明・ドット形状のり

商品の特徴やコンセプト

テレビCMでもおなじみ小林製薬の脇汗パットRiff(リフ)。3層構造で汗をしっかり吸収、それでいて1mmという薄さのため付け心地は良好。スリット加工やドット形状のりの採用で扱いやすさも抜群。脇汗パットの鉄板商品、それが小林製薬のリフです。※商品名は脇汗パットではなく「あせワキパット」です。

基本データ

サイズ(約) 短辺11cm×長辺12cm
厚さ(約) 1mm
容量 20枚(10組)/お徳用40枚(20組)
発売元 小林製薬
私の購入価格 840円(お徳用40枚入り)
私の購入場所 ドラッグストア
単価(2枚使用時) 42円

当レビューの注意点

このレビューは出勤時、休日に車で遠出、病院へ行った際など脇汗をかきやすいさまざまな状況下で検証しています。使用済みの脇汗パットという性質上、見苦しい写真になってしまいますが、検証ということでご了承くださいませ。

なお、すべては管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。


脇汗が多いとやっぱり漏れたりはみ出してしまう

あせワキパット「リフ」とグレーのTシャツで汗染み
▲グレーのTシャツ+リフ(ホワイト)
あせワキパット「リフ」とグレーのTシャツで汗染み
▲Tシャツを裏返した状態

上の写真は、インナーにリフを付けて歯医者に行ったときのもの。自宅に帰った直後に撮影しましたが、パットの上方向に汗染みができていました

リフは脇汗パットの鉄板商品なので、多くの人が使える標準的なサイズで作られています。しかし、脇汗が多い私の場合はカバーする範囲が足りなくて「はみ出し」が発生してしまいました。

ただこれは、決してリフが劣っているということではありません。

そもそも脇汗パットはどんな商品でも不安定なもの。貼る位置や衣服自体の動きによって漏れが発生してしまうのは、他社製品でも同じです。

くわえて脇汗の量には個人差があります。私のように緊張するととめどなく汗が出てしまえば、乾く間もなく ”決壊” してしまうのは当然のことと言えます。


イオン抗菌による消臭効果で汗臭さは防いでくれる

あせワキパット「リフ」の消臭・防臭効果

今どきの脇汗パットはどの製品も「消臭・防臭効果」がついているので、汗臭くなることはそうそうありません。

リフも上の写真で示したとおりイオン抗菌による防臭効果がそなわっています。ですから汗を吸って時間がたっても強い汗臭さを感じることはありませんでした

ただ、仕事中に交換をせず一日つけっぱなしだと、夕方に少しすっぱいようなニオイを確認しました。

もっともこれは、パットに鼻を近づけて嗅いだ場合であり、それでもニオイの強さはうっすら感じる程度です。しかも毎回におうわけではなく、一日中つけっぱなしでもニオイがまったくわからない日もありました。

ということはリフの防臭作用は一定以上の効果があって、あとは自分の体の問題になってくるのだと思います。

つまり、汗の量が多い日もあれば少ない日もあるし、あるいは生理前でホルモンバランスが乱れているとか前日に油っこい食事を食べたなど、その日のコンディションによって違いが出てくるということです。


あせワキパット「リフ」のズレや剥がれ、ヨレについて

エアリズムやヒートテックなど機能性インナーに貼った場合

あせワキパット「リフ」をヒートテックに貼った場合
▲ヒートテック+リフ(モカベージュ)

一般的に機能性インナーはツルツルした生地が多く、脇汗パットが剥がれやすいと言われていますが、リフは大きく剥がれたり変な場所に移動してしまうことはありませんでした

ただ、体を動かす仕事をした日はけっこう激しくよれてクシャクシャになっています。

あせワキパット「リフ」をエアリズム系に貼った場合
▲エアリズム系+リフ(ホワイト)。体を動かす仕事と緊張汗でパットはクシャクシャに

機能性インナーはフィット感を出すために伸縮性のある生地で作られているので、動作によって引っ張られた生地は勝手に縮もうとします。そのためパットがヨレたり丸まったりしやすいのです。

逆にツルツルした生地のため剥がす作業はやりやすく、糊(のり)が残ったりパットがちぎれたりすることはありませんでした。

あせワキパット「リフ」をヒートテックから剥がしている状態
▲機能性インナーは化繊なのでパットを剥がしやすい

Yシャツやブラウスに貼った場合

あせワキパット「リフ」をYシャツに貼った場合
▲長袖の白系Yシャツ+リフ(ホワイト)

働く女性であれば仕事のブラウスやシャツでの汗染みが気になると思いますので、私のYシャツにリフを貼ってみました。※Yシャツの生地は【綿:50%/ポリエステル:50%】

この日は裸に直接Yシャツではなく、インナーにタンクトップを着ました。タンクトップなので、当然ワキ汗はパットに直接しみ込みます。

そして仕事中はパットの交換をせずに過ごし、夕方帰宅して撮ったのが上の写真です。

見てのとおり右脇のヨレが目立ちますが、完全に剥がれてしまうことはありませんでした

あせワキパット「リフ」をYシャツに貼った場合
▲右脇側に貼ったリフ。ヨレてくっ付いてしまっている

まあ、これくらいのヨレなら許容範囲でしょうか。

そして剥がすさいは、先の「機能性インナー」とくらべるとやや強い力が必要でした。

あせワキパット「リフ」をワイシャツから剥がしている状態
▲剥がしているところ。先の機能性インナーにくらべて布が引っ張られているのがわかるでしょうか

これは脇汗パットと粘着の相性がいい「綿」が50%入っているからだと思います。※機能性インナーは完全に化繊素材

ただ生地を傷めるほどの強い粘着力ではなく、ほどよいくっ付き加減といった印象でした。これはリフの特徴である「ドット形状のり」がうまく作用しているのでしょう。

逆に言えばもっと化繊の割合が多いシャツや、つるつるしたブラウスだと剥がしやすいのと同時に大きくズレたり取れてしまう可能性があります。

カーディガンなど羽織ものに貼った場合

あせワキパット「リフ」をカーディガンに貼った場合
▲綿のカーディガン+リフ(モカベージュ)

ひんぱんに洗えないニットやカーディガンに脇汗パットを使うことも多いでしょう。ここでは綿のカーディガンにリフを貼ってみました。

この日はインナーにヒートテックを着たので、脇汗はヒートテックを通してリフにしみ込んだことになります。

車の運転だったので激しく体を動かさなかったこともあり、ヨレはそれほどひどくありませんでした

あせワキパット「リフ」をカーディガンに貼った場合
▲パットの中央が少しヨレている

そのかわり、糊(のり)がついていない端のほうが浮きやすく、そこから徐々に剥がれかけています。

あせワキパット「リフ」をカーディガンに貼った場合の剥がれ
▲背中側が剥がれて浮いてしまっている

リフは他の脇汗パットにはない独特な「ドット形状のり」を採用しています。

これにより衣類が伸び縮みしても剥がれにくく、また生地を傷めない絶妙な粘着性をうみだしているのですが、ニットやカーディガンとはちょっと相性が悪いようです。

というのも、ループを作りながら編まれた生地だとそもそもの密着性が低いし、糊(のり)が細かい「繊維くず?」を拾ってしまうからです。

また、着たり脱いだりを繰り返すことが多いカーディガンは、腕をとおすさいにパットに引っかかりやすく、そこからベリッと剥がれてしまいます。

こうなると繊維くずが付いた糊(のり)はもう粘着力がないため、もう一度くっつけようにもほとんどくっつきません。

カーディガンから剥がしたあせワキパット「リフ」
▲カーディガンから剥がしたリフ。ドット形状のりに繊維くずがいっぱい。もはや粘着力はない

オフィスで羽織ったままデスクワークとかなら問題ないと思いますが、何度も脱ぎ着する、あるいはカーディガンを着たまま動き回る仕事だと剥がれたり落としてしまう不安があります。


透けなどのバレ感や見た目について

あせワキパット「リフ」をYシャツに貼った場合の見た目
▲長袖の白系Yシャツ+リフ(ホワイト)。胸ポケット近くにシワが…

脇汗パットを貼るときは服のシワをしっかり伸ばして貼るのが基本。

…なのですが、ブラウスやYシャツの場合、どんなに気をつけて貼っても完全にシワをなくすのは難しいです。

上の写真も、胸ポケット近くにシワが寄っているため ”付けてる感” がわかってしまいます。


あせワキパット「リフ」をYシャツに貼った場合のシワ
▲半袖の白系Yシャツ+リフ(モカベージュ)。シワがひどすぎますね

こちらは半袖のYシャツにリフを貼ったものですが、私の貼り方がヘタクソなせいでかなりシワが寄っています。これではかなり不自然ですよね。

ただ、上の写真を見たあなたはシワだけでなく「ベージュ色の透け」も気になったのではないでしょうか?

実は上の写真は、白いプラスチックのトルソー(マネキン)にYシャツを着せています。ですから異常に透けが目立ってしまうのです。

肌に溶け込んだ状態は以下のようになります。

あせワキパット「リフ」モカベージュをYシャツに貼った場合の透け方
▲モカベージュのリフを付けて下から腕を通しています
あせワキパット「リフ」ホワイトをYシャツに貼った場合の透け方
▲ホワイトのリフを付けて下から腕を通しています

どうでしょうか?白系のシャツにはホワイト推奨ですが、実際は肌色に溶け込むベージュのほうが目立たないと思いませんか?

ですからモカベージュのほうがいろんな服に合わせやすく汎用性が高いといえます。

あと、半袖で気になるのは「チラ見え」ですが、普通の半袖ならはみ出ることはありません。

しかしフレンチスリーブだと袖の長さが足りず、リフが顔を出してしまうので注意。

▲女性用フレンチスリーブTシャツのMサイズにリフを使用

ゴワゴワや蒸れなどの付け心地について

脇の下がゴワついたりガサガサしたりといった異物感はほとんど感じられず、付け心地はとても優秀だと感じました。

異物感どころかむしろ ”ふわり” とした柔らかい感触です。

ただ脇汗を多くかいてしまうとワキの下にジメジメとした蒸れを感じましたし、冬はいつまでもひんやりしてちょっと不快でした。

緊張状態がずっと続いて脇汗が出っぱなしだと気持ち悪いですが、乾く間があればわりと早くサラサラになる感じです。


脇汗パット「リフ」の商品画像

あせワキパット「リフ」モカベージュとホワイトの箱パッケージ
▲あせワキパット「リフ」の箱。左がモカベージュ、右がホワイト

あせワキパット「リフ」の中身
▲10枚ずつ小分け包装されています

あせワキパット「リフ」の吸収面
▲こちらが脇汗を吸い取る面

あせワキパット「リフ」の接着面
▲こちらが服に貼り付ける面で糊(のり)がドット状になっています(写真はモカベージュ)

あせワキパット「リフ」の色の違い
▲左がモカベージュ、右がホワイト

あせワキパット「リフ」モカベージュとホワイトの大きさ厚さ比較
▲モカベージュもホワイトも服に貼り付ける面の色が違うだけで大きさも厚さも同じです

脇汗パット「リフ」の評価まとめ

これを書いている時点で他社の脇汗パットもいくつか使っていますが、そんな中でもリフは「標準的な脇汗パット」だと感じました。

大きさは標準だし粘着力もふつう、消臭効果はついているし付け心地も悪くない。

おそらくですが他社の脇汗パットはこのリフを参考にして商品開発をしていると思います(おそらく、ですよ)。

だから当サイトでもこのリフを比較基準として他の脇汗パットをレビューしていく予定です。

ほとんどのドラッグストアに売られているので、脇汗パットがはじめてであればまずはこのリフから試してみてはどうでしょうか?

自分のベストポジションに貼れればきちんと汗染みを防いでくれるはずだし、標準的な作りなので完全に裏切られることはないはずです。

ドラッグストアで買うのが恥ずかしいあなたは、以下から購入することができます。