
アイリスオーヤマの脇汗パットを実際に使ってみました。
2020年3月現在、アイリスオーヤマの脇汗パットは「現行品」と「旧モデル」の2種類が存在し、Amazonでも2種類が売られています。
そのため現行品はホワイト、旧モデルはベージュと両モデルをそれぞれ購入して検証しました。
まずは結論を箇条書きで
アイリスオーヤマ脇汗パットの感想
- 脇汗が多いとカバーしきれず汗染みができてしまう
- Ag+(銀イオン)配合なので一定の消臭効果はある
- 旧モデルのほうが粘着力が強い
- ベージュというよりはオフホワイトなので透けやすい
アイリスオーヤマ脇汗パットの基本情報




商品の特徴やコンセプト
生活用品全般を販売するアイリスオーヤマの脇汗パット。気になる汗をすばやく吸収し、衣類への汗じみを防ぎます。また除菌・消臭の効果がある銀イオン配合でニオイ対策もバッチリ。※パッケージに女性の絵が描かれたほうがリニューアル商品(現行品)となります。
基本データ
表中の【現】は現行品、【旧】は前モデルを表します。また、特に記載がない場合は共通事項となります。
サイズ(約) | 短辺11cm×長辺12cm |
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厚さ(約) | 2mm |
容量 | 20枚入り(10組)/40枚入り(20組) |
発売元 | アイリスオーヤマ |
私の購入価格 | 【現】788円(40枚入りホワイト) 【旧】312円(20枚入りベージュ) |
私の購入場所 | Amazon |
単価(2枚使用時) | 【現】39円 【旧】31円 |
当レビューの注意点
このレビューは出勤時、休日に車で遠出、病院へ行った際など脇汗をかきやすいさまざまな状況下で検証しています。使用済みの脇汗パットという性質上、見苦しい写真になってしまいますが、検証ということでご了承くださいませ。
なお、すべては管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。
脇汗が多いと完全に汗染みを防ぐことはできない

アイリスオーヤマの脇汗パットは小林製薬のリフと同サイズであり、つまりは ”標準的な大きさ” と言えます。
そのため脇汗が多い私の場合は完全に汗染みを防ぐことはできず、仕事中に着ていたシャツに汗がはみ出てしまう結果となりました。
これは現行品も旧モデルも特に違いは感じられず、吸水力はどちらも同じと思われます。
やはりたくさんの脇汗をかけば汗がはみ出てしまうのは、アイリスオーヤマに限らず一般的な脇汗パットの宿命でしょう。
Ag+(銀イオン)配合で汗臭さは気にならず

Agといえば防臭・消臭というのがデオドラント業界の定説ですが、アイリスオーヤマの脇汗パットにも銀イオンが配合されています。
そのため脇汗をかいて時間がたっても汗臭さを感じることはありませんでした。
ただこれもリフと同じで、帰宅後に脇汗パットを直接かぐと少しすっぱいニオイがしたり、あるいはまったくにおわない日もあったりと、その日の脇汗のかき方で違いがあるように感じます。
アイリスオーヤマ脇汗パットのズレや剥がれ、ヨレについて
現行品を右脇、旧モデルを左脇につけて両方を同時に検証しています。
エアリズムやヒートテックなど機能性インナーに貼った場合

機能性インナーは生地がつるつるしていたり、伸縮性があったりするので脇汗パットとは相性が悪いのですが、アイリスオーヤマに関しては大きくズレたり移動してしまうことはありませんでした。
ただ、クシャクシャしたりヨレたりは相変わらずで、こればかりはやっぱり避けられませんね。

またエアリズム系で明らかだったのが、パットの端部分の浮き。
これは服が伸び縮みしやすいために起こるもので、正直「よく剥がれなかったなぁ」という感じですね。

アイリスオーヤマの脇汗パットは他社製品とくらべて特に粘着力が強いとは感じなかったので、たまたま運が良かったのか、あるいは体の動かし方の違いでうまく持ちこたえたのだろうと思います。
Yシャツやブラウスに貼った場合

Yシャツにアイリスオーヤマの脇汗パットを貼って出勤し、帰宅後に撮影したのが上の写真です。
このYシャツは【綿:50%/ポリエステル:50%】の生地ですが、それほど大きなズレや剥がれは起きませんでした。ヨレや浮きもほとんど発生していません。
やはり化繊100%よりは接着の相性はいいように感じます。
カーディガンなど羽織ものに貼った場合

カーディガンは先ほどの機能性インナーと同じで、脇汗パットとの相性はあまりよくありません。
実際、エアリズム系と同じようにパットの端部分の浮きがかなり目立ちました。
ただ旧商品の浮きはそれほどでもなく、ひどかったのは主に現行品のほうでした。
ここに現行品と旧モデルとの違いを感じましたのでそれをこれからお話します。
現行品と旧モデルの違いについて
公式発表では「化粧箱・外箱のみの違いであり、パット本体は同じ」とのことですが・・・
両方同時に使ったことで明らかに異なる点を感じました。
現行品と旧商品の違い
- 粘着力が異なる(旧モデルのほうが強い)
- 吸収面の加工が異なる
粘着力が異なる(旧モデルのほうが強い)

先ほどカーディガンのところで「旧商品の浮きはそれほどでもなく、ひどかったのは現行品」と書きましたが、これこそが粘着力の違いによるものです。
つまり現行品よりも旧商品のほうが粘着力が強いのです。

粘着力の違いは口コミにも書かれていました。
前のモデルは粘着が強力だったので、自分的にはそちらの方がズレなくて好きでしたが、服に粘着部が残る等でマイナス評価が多かった為か、こちらは粘着が普通になった感じです。
ただ、接着面についている糊(のり)の面積は現行品のほうが大きいため、おそらく粘性を変えているのでしょう。

吸収面の加工が異なる

旧タイプはのっぺりとシンプルな吸収面ですが、現行品は表面がデコボコになっていたり縁取り加工がされているなどの違いがあります。
ただ実際に使ってみても、脇汗の吸収で大きな違いは感じませんでした。
透けなどのバレ感や見た目について

他の脇汗パットと同様、アイリスオーヤマも薄手のシャツに貼ると ”いかにも付けてます感” が目立ちます。
やはりYシャツやブラウスに貼って上に何も羽織らないという使い方は難しいでしょう。
くわえてアイリスオーヤマのベージュはとても薄く、どちらかといえば「オフホワイト」に近いため白系のシャツだとかなり透けます。

これでは肌色に溶け込むベージュのメリットが感じられず、正直 白と変わらない印象を受けました。

アイリスオーヤマ・脇汗パットの商品画像




アイリスオーヤマ・脇汗パットの評価まとめ
他社製品とくらべて特別 何かがすぐれているかというとそうでもなく、逆に大きなデメリットもないため ”可もなく不可もなし” といった脇汗パットです。
ベージュの透け感が気になりますがこれは薄手の服に貼るのを避ければいいわけで、そもそも夏場の服装で脇汗パットが使いにくいのは他社製品でも同じこと。
唯一のメリットは価格が安いことでしょうか。
購入するなら粘着力が強くて剥がれ落ちる心配のない「旧モデル」ですが、おそらくは在庫限りで無くなりしだい現行品に移ってしまうと思います。
↓気になる方はお早めに↓