
Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルを実際に使用してみました。
- どれくらい汗を抑えることができるのか?
- 汗のニオイには効くのか?
- 使い勝手はどうなのか?
これらについて、私が体験して感じたことをくわしくレポートしています。
まずは結論を箇条書きで
Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルの感想
- 汗を抑える効果は感じられなかった
- 消臭効果も正直微妙…
- 塗った部分がコーティングされシワシワな見た目に
- ロールオンなのに乾くのがとても早い
Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルの基本情報


商品の特徴やコンセプト
耐水皮膜形成によって密着度アップ、くわえてナノイオン制汗成分がプラグ化することで汗の出口にしっかりフタをします。また、殺菌成分配合により一日中ワキのニオイを予防。本気で脇汗を抑えたい人に。
基本データ
タイプ | ロールオン |
---|---|
容量 | 40ml |
発売元 | ライオン |
私の購入価格 | 590円 |
私の購入場所 | Amazon |
全成分
有効成分
クロルヒドロキシアルミニウム(制汗成分)、イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)
その他の成分
エタノール、クロトン酸・VA・ネオデカン酸ビニル共重合体、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、エデト酸塩、メントール、香料
当レビューの注意点
このレビューは、管理人「のぶ」が個人的に行なった検証、および個人的な感想・見解になります。すべての人に当てはまるわけではないことをご理解ください。
なお、当サイトご訪問がはじめての方は、まずは以下のページをご覧ください。
Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルの制汗効果/汗は止まらない

上の写真は、Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルがどれくらい汗を抑えるのかを検証した結果です。
赤い線で囲まれた部分、つまり右肩から右胸、右の脇の下にBanをつけて部屋の掃除をしましたが、何もつけていない左側とそれほど汗の量に変化がありません。
汗染みの面積がやや狭く感じるため「若干は汗を抑えているかな?」とも思えますが、よく見ると中心部にとても濃い汗染みを作っています。
これでは汗を抑えたとはとても言えないでしょう。
検証当日のデータ
- 実施日:2019年8月2日
- 室温:32℃
- 掃除時間:約40分
もっとも、室温32℃のなかで掃除機がけというのはかなり過酷な状況ですから、大量の汗がふき出すのは当たり前です。
「こんなにたくさんの汗なら、制汗剤で防げないのは当然かもしれない。でも、仕事中の緊張からくる脇汗なら、もしかして抑えてくれるかも…」
そんな期待を胸に、出勤時の朝にBanをつけて仕事へ行ってみましたが、私の期待とは裏腹に脇の下からは汗が垂れていました。
そもそも先ほどの写真でも、脇の下にじっとりと汗をかいているのがわかりますよね。

「汗の出口にフタをしてワキ汗ブロック」というメカニズムは私の期待をとても煽りました。これでもう脇汗に悩むことはなくなるんだと。
しかし、結果は写真のとおり。汗を抑える効果はほとんど感じられなかったのです。
使用前にこれだけハードルを上げられてしまうと、がっかり感がハンパないですね。
例えば、エージーデオ24やリフレアのように、謳い文句が明らかに消臭目的ならまだいいんですよ。「これはニオイケアに重点を置いた商品なんだなぁ」と納得できますから。
でもこのパッケージにこのキャッチフレーズだと・・・

やっぱり期待しちゃいますよね。。。
Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルの消臭効果/脇汗が多いと微妙…
制汗効果がなくてガッカリした私ですが、消臭効果についても正直微妙でした。
朝の出勤前、脇の下につけていきましたが、脇汗を抑えられないためか夕方には ”酸っぱい” 汗臭さが。
その後も数日間にわたってBanを使ってみましたが、帰宅時にシャツの脇部分からツーンとした臭いを感じました。
ただ、Banを付けたのは「朝の一回だけ」であり、勤務中に塗り直しはいっさいしていません。ですから何度か付け直しをすれば、また効果は違ったかもしれませんね。
もっとも、塗り直しをしなければならないということは「防臭の持続性がない」ということを意味しているわけですが…。
つけた直後はコーティングされて肌がつっぱる

この制汗剤、使用感がちょっと独特でして、乾くと薄いフィルムを貼ったようになります。これがおそらく独自技術の耐水皮膜だと思いますが。
要は、皮膜を作ることで肌にしっかり密着するし汗を抑える効果も高めますよ、という目的なんですね。
ただ口コミを見ると、
- コーティングされてつっぱる
- 液体のりを塗ったみたい
- 肌がシワシワに見える
など、ネガティブな感想をあげる人が。
では実際のところどうなのかをお見せしましょう。ただ、ワキの下は毛がはえていて見苦しいため「腕」で勘弁してください。

どうでしょうか。もう見た目でコーティングされているのがわかりますよね。ところどころ突っ張ってシワが寄っているのもわかります。
イメージとしては、薬を包む「オブラート」を貼り付けたような感じですね。
ただ、出勤日にワキの下で確認したところ、付け始めはコーティングされていましたが夕方には完全に消えていました。
おそらくですが、私のように脇汗の量が多いとコーティングが溶け落ちてしまうのではないか?と思いました。オブラートが水に触れると溶けてしまうように、です。
逆に言えば脇汗が軽い人の場合、このコーティング作用がしっかり働き、謳い文句どおり汗を抑えてくれるのかもしれません。
ただ見た目がアレなのでノースリーブを着る女性は注意。バンザイしたら脇の下がシワシワ、なんてことになりそう。
乾くのがとても早いのは評価できる
なんだかまったく良いところがなくて恐縮ですが、乾きが早いというのは評価できます。
一般的にロールオンというと手軽に塗れて便利なのですが、スプレータイプにくらべると乾くまである程度の時間がかかるんですよね。
ところがこのBan汗ブロックロールオン、乾くのが尋常じゃなく早いのです。どれくらい早いかというと、
脇に塗って → ジーンズ履いて → 靴下履いて… くらいでもう乾いています。ですから服を着るのに待たされることがありません。
塗るのが簡単なロールオンでこれだけ早いと、忙しい朝でも使いやすいですね。
Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルの容器やパッケージ



Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルの評価
消臭効果:★☆☆☆☆
コスパ :★★☆☆☆
使用感 :★★☆☆☆
謳い文句とは裏腹に、制汗効果はまったく期待できませんでした。そのうえ消臭効果も微妙となると、どうしても評価は低くなってしまいますね。
ただ、当レビューはあくまで脇汗の多い私が行なったレビューです。そのため、軽い脇汗の人なら効果を実感できるかもしれません。
乾きが早い、ロールオンなので塗りやすいなど使い勝手の良さはありますし、フィルムを貼ったような見た目は長袖を着る冬なら回避できます。
ということは軽い脇汗の人限定で冬の緊張汗に困っている人なら、Ban汗ブロックロールオン・プレミアムラベルを使う意義を見い出せるかもしれません。
私の脇汗では効果を実感できなかったので、「自分はこんなふうに使っているよ」という意見や感想があればぜひコメント欄で教えてくださると幸いです。