
スティックやクリームタイプの制汗剤を使った場合、お風呂で脇を洗っても肌に残っているような気がしませんか?
この肌残りを解決するにはクレンジング(メイク落とし)を使うと効果的で、実際にやっている女性も多いとか。
ここでは脇の下をクレンジングすると制汗剤が落ちやすい理由を解説します。
発見!密着性が高い制汗剤には「ある成分」が使われていた
お風呂でしっかり脇の下を洗っても制汗剤が落ちていない感覚。これは粉末のスプレータイプや液体のロールオンタイプでは感じません。
主に肌への密着性が高いスティックやクリームタイプで肌残りを感じるんですよね。
当サイトで紹介している制汗剤だと、例えば以下の商品。
これらは石けんやボディーソープで洗っても、なんだか水を弾いているようで落ちた感じがしないのです。
「なぜ密着性が高い制汗剤は、お風呂で洗ってもスッキリしないんだろう…」
そう感じた私は、各商品の成分をジーッとながめてみました。
すると、落ちにくい制汗剤には「ある成分」が共通して使われていることに気付いたのです。
その成分とは・・・



そう、「シクロペンタシロキサン」です。
シクロペンタシロキサンは日焼け止めや化粧下地、ファンデーションに使われる成分
シクロペンタシロキサンはいわゆるシリコーンオイルの一種で、主に化粧品成分として使われます。
なかでも皮脂崩れ防止系のメイクアップ料に配合されることが多く、その強い皮膜性からメイクを崩さないという重要な役割をになっているのです。
皮脂崩れ防止ということは当然、肌にしっかり密着するわけですから ”おいそれと” 簡単に落とすことはできません。
またシリコーン「オイル」とあるように、シクロペンタシロキサンは油性成分なのでクレンジングでないと完全には落ちないのです。
そんなシクロペンタシロキサンがスティックやクリームタイプの制汗剤に含まれているのですから、なるほど石けんで洗ったぐらいでは水を弾くような感じが残るわけです。
オイルクレンジングなら制汗剤がしっかり落ちます
メイクをする女性であればクレンジングは持っていると思います。
ですから密着性の高い制汗剤を付けたなら、いつものクレンジングで脇の下を洗うといいでしょう。
あるいは脇の下専用として別のものを新たに買ってもいいと思います。
ただ、確実に制汗剤を落とすのなら洗浄力が高いオイルクレンジングを使いたいところ。
私は男ですが、このサイトでいろんな制汗剤を検証するために以下のクレンジングを買いました。

正確な検証をするためには、脇の下をしっかりリセットする必要がありますからね。
制汗剤の洗い残しはそれほど神経質にならなくてもいい?
このように脇の下につけた制汗剤をしっかり落としたいならクレンジングが効果的なのですが、毎日使うとなると肌への負担も気になりますよね。
「オイルは老いる」なんて言葉もあるように、オイルクレンジングは脱脂力が強いため肌の乾燥を感じる女性も多いです。
それに脇の下の皮膚はとってもデリケート。毎日クレンジングをしたら皮膚が荒れてしまうのでは?と感じるかもしれません。
ではどうすればいいのでしょうか?
これは私の個人的な考えですが、脇の下のクレンジングは毎日する必要はないと思っています。
こう書くと「しっかり落とすならクレンジングが効果的と言いながら、毎日やらなくていいというのは矛盾してるんじゃないの?」と思うかもしれません。
でも、制汗剤に関しては完全に落ち切らなくてもそれほど気にする必要はないのでは?というのが私の考えです。
先ほどシクロペンタシロキサンはシリコーンの一種であるとお話しました。
シリコーンはとても安定性が高い成分のため、時間がたっても酸化しにくいという特徴があります。
また肌への刺激もないため、少しくらい残ってもトラブルを起こす可能性はほぼないと言っていいでしょう。
このような理由から、クレンジングは毎日ではなく週に2~3日程度でいいのではないかと私は考えています。
「そろそろ肌への残留が気になるなぁ」と思ったその日に、脇の下をやさしくクレンジングしてみましょう。